このような意見があります。
「プラス感情は長続きしない(良い時は喜ぶがそれが続くと”当たり前”になってしまう)。
マイナス感情は長続きする。ずっと「マイナス感情とその出来事」を覚えている」と。
これって、、、牧口先生がおっしゃっていることと同じ意味になるのでしょうか。
●牧口先生の指導
『信心する前は病気ばかりしていた人が、信心のおかげで健康になってもあたりまえと思って、感謝を忘れている人が多い。損をしない得に感謝すべきではないか。闇夜の提灯には感謝するが、太陽のありがたさを忘れているのではないか』
という一節があります。
●御書
天界に魔は潜む、にも近い表現にもなるのかもしれません。プラス感情(天界の喜び)は長続きしない。当たり前になる、とは増上慢となるということ。「その当たり前が執着となり、その条件を無くすことを恐れてしまいそれを無くすまいと行動を起こす。第六天の魔王が天界に住むとはこのことを言われているのでしょうか。
●牧口先生とは
私は、牧口先生が大好きです。
私にとって100年以上も前に生誕された「歴史上の人物」に近い。はずなのだけど、すごく身近に感じるお人。牧口先生は、子供のために多くの心と労力を使われた。そして、法華経を世に出すくさびとなってくださった。戸田先生をも世に出された。ただ、ひたすらに「一徹」を貫いた大石。
生き様が、、かっこいい。そして、、温かい。戸田先生や池田先生に比べ、私はなぜか「寡黙で実直なイメージ」があります。しかし、そのイメージ。武士のような職人のような「断固たる意志」をぶれない軸として生き抜かれておられる、ように捉えています。