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唱題中に感じる力


●戸田先生のご指導

先日、戸田先生の以下のご指導を見聞しました。

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『日蓮大聖人様は佐渡に流罪されて、いつ飢え死にするか、凍死するか暗殺されるか分からない。ある意味では地獄です。


そうゆう状況の中で日蓮大聖人は、「日蓮は流人なれど喜悦はかりなし、日本一の富めるものなり」とおしゃったのです。そうして、開目抄とか観心本尊抄を書かれてる。安心しきっていらしゃるんです、何にも心配がない、そうでなければ、あのような大論文が書けるわけがない。


と、同じように、信心するということも悩みがなくなるんじゃないんだ。どんな悩みが起きたって根本は安心しきっていけるということではなかろうか。


病気になった。

「さあ、御本尊を拝めば大丈夫だ」

「問題が起きた、さあ、信心で解決しよう」

とこうゆうふうに、なれば根本は安心しきっていけるということなんだ。』

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●私の個人的見解

ありがとうございます。ご指導に縁することができまして。

そして、このご指導を見聞した時に、「ん!?このご指導って、(別の)あのご指導と絡んでいる、、!?」と感じ、考察しました。

※以下、私個人の見解として、ご指導の意図を少しでも理解し、表現することにチャレンジします。


●前提として

①まず、私は最強の生命状態は、「仏界ベースの仏界状態」だと思っています。

※生命の状態の変化は「XX界ベースで、(一時的に泡のようにでてくる)YY界」と表現できる。生命がエネルギーを発生している状態を表現された(専門用語になりますが、『一念三千』法理の『十界互具』法理)。


②そして、仏界に接続して自身の生命にエネルギー供給できる時間は、題目を唱えている時のみ(=題目が深くなっていて、境智冥合している時)。

逆に、題目を終えると仏界からのエネルギー供給はストップ。生命は元のベースの境涯に戻る。

でも、(=十界互具ですから)元のベースの境涯の中での”仏界”に、「題目でためた仏界ベースのエネルギーが流れ込む」。


③流れ込んだエネルギーは、宇宙の働き(=諸天善神=重力/揚力などの自然法則含む)から見ると、非常に使いやすい万能エネルギー。

そして、このエネルギーは「使われようとする(変化しようとする=公理)」。

(題目に込めた一念がエネルギーの使用用途となるため)自分の祈りの方向性に対してに、宇宙が「この溜まったエネルギーを安定しようと、働き出す(仏力、法力)使う。

(=その込めた一念を達成するためのふさわしい諸天善神が動く)。


●結論

私も経験がありますが、御本尊様の前で深い題目を唱えると、エネルギーにあふれます。

そして、祈りが叶う。

この働き。(妙法の”妙”たるゆえんですが)蓄積したエネルギーは、宇宙の働きが何が合っても安定させようとする、とも表現できます。


「大きなエネルギーは、必ず安定させようとする宇宙の働き(=公理)がある」


少し言い換えますと、仏界の重心(=仏界から汲んだエネルギーを多く持っていると)を重くすれば重くするほど、何があってもすぐに元に戻るということ。

例えば、テーブルの上に鉛筆を立てても(=鉛筆の位置エネルギーが不安定な状態)、何らかの働き(振動や風)で横に倒れる(=鉛筆の位置エネルギーが安定する)。


ですから、命の重心を重くすれば、何があってもゆれが少なくなってくるのです。そして、根本は安心しきっていける(=だって、宇宙の働きが味方するのですから)。


<補足>

ちなみに、宇宙は拡大している、という天文学者の見解もあります。私は、「仏界ベースのエネルギーが、この宇宙に流れ込んでいる(=宇宙のエネルギー総量が増している)」とも捉えています。


●考察

少し表現が鋭いですが、信心している者として、いつも同じ事で悩んでいるのは、ベースの境涯が変わっていないことの証。

(=鉛筆の不安定なエネルギー状態。何か他のエネルギーを受けると状態が変わってしまう)。

その宿命(=自身のエネルギーを使う方向性が悪業が磁石のように働いて、エネルギーの使い道が苦しむ方向へ寄ってしまう)に振り回されているということ。

結局それは、生命のベースが低い境涯だから(=生命が弱いから)なんです。


ベースを変えること、これが仏道修行だと思います(だから、水の信心が必要)。

深い信心で仏界からエネルギーを溜め込んで、使っていきます(楽しんでいきます)。楽しんでいきましょう!


<補足>

「がんばろう、がんばります、がんばりました」の信心・広布活動ではなく、「変わります、変わりましょう、変わりました」の功徳あふれる信心・広布活動へ。


以上