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味を伝えたい、どんなコトバを使ってる!?

 

味を伝えたい、どんなコトバを使ってる!?


●概要

2022年4月14日の7面に掲載された「味を伝えるために」という記事。

「うまい、すげー、やばいー」。美味しいものを食べた時、思わず口をついてしまうのはこの3つではないですか?

という切り口から、『私が体験したすごーく幸せな味体験って、どういうコトバを使って表現するんだろう」と結んでくれています。

「おいしい味の表現術」という本を、瀬戸賢一(大阪市立大学名誉教授)が出されていて、その内容が聖教新聞に少し掲載されました。


●私の感想

いつものごとく、気になった文章を並べます。

「語彙がやや貧弱な表現でとどまっていることがあるSNS、ブログがある」

「どうして味を表現することが難しいんでしょうか?」

「味の基本的な表現は5つ(甘い、辛い、酸っぱい、苦い、旨い)」

「味に味覚以外の感覚を表す修飾語を使う(例、なめらか、深い味わい)」

「相手と、共有の知識を使って、美味しさを伝えようとするのが、味まわり表現」

「比喩表現で味を表現したりできる(例、海鮮丼→海の宝石箱やー)」

「自分の感情に、ぴったりの表現をしようとしたら、最終的には比喩表現になる」


確かに。この記者は、表現に段階があるということ、を伝えたいようです。

面白いなと思います。私が感じた段階(表現レベルは以下でした)。

LV1:「おいしい」「まずい」  (2択、好きか嫌いか)

LV2:「すごい、うまい、やばい」 (程度を表現)

LV3:「甘い、辛い、酸っぱい、苦い、旨い」(種類を表現)

LV4:「ヒリヒリするような辛さ、ツーンとした辛さ、しびれるような辛さ」(味覚以外の五感を表現)

LV5:「海の宝石箱」(比喩)


味覚を表現する場合に、他の5感の表現を使う。面白いです。

逆のことを考えますと、「透き通った水(視覚)」を「味覚で表現してみると」

「苦さあふれる(味覚)、高級品(比喩)」といったことでしょうか。

なんか、綾鷹のようなお茶をイメージしました笑。


少し振り返ります。あえて学会活動に置き換えてみますと(無理やりかな!?)、

自分の「すごいという体験」を他者に伝えたい。これって一種の折伏行動ですよね。

自分が御本尊様に一念を強く祈りこむと、(謗法がなければ)かなっちゃう、不可思議な現象を体験しちゃうと、、

「え!?凄い!すごい!!なぜ?」って感じているから、それを人にも味わってもらいたい。でも表現の練習をしていないから、「食べたことがないもの」を「すごいレベルで終わってしまって相手に伝わらない」。だから「とりあえず食べなさい(試してみなさい)」になる。剛速球な表現ですね「いいから食え」。


変化球として使える語彙力を磨く、きっかけになるかもしれません。この記事は。


最期に、世間は正しい、正しくないより、伝わる、伝わらないですもんね。「伝えたいこと」をためて、「伝わる道(表現)」を選びたいですね。


<補足>

語彙力を磨くってどういうこと?を考えられる、良記事です。

聖教新聞電子版から読めますが、有料版へ切り替え後に全文が読める記事でした。無料版(一般公開されている記事)ではありませんから記事への直リンクは控えます

でも良記事です。ぜひ、オススメしたい。SNS配信者やブロガーなどのコトバの発信者は特に。学会員じゃなくても読めます。

google検索で「味を伝えるために 聖教新聞」と検索すると見つかります。


以上