第8回本部幹部会で原田会長は、創価学会全員に対して、以下のような公式なコメントを出しました。ITに関するコメントでしたから、私目線から見た見解を投稿します。
<対象>
聖教新聞電子版より抜粋しています
※https://www.seikyoonline.com/article/369E6224D9A6F2B9FD54FA96284AE4EB
ー以下、抜粋ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
現在、オンラインの普及で、情報の共有が質量共に飛躍的に向上し、それが一人一人の成長と組織の発展につながっていることは、大変に素晴らしい変化です。
①その一方で、転送が容易なSNSでは一度、誤った情報や不適切な情報が拡散してしまうと取り返しがつかないため、十分な注意が必要です。
②特に、地区などの組織でのSNSグループは、学会活動の一環として、中心者のもと、いわば公式に設けているものです。したがって、そこには組織連絡やメンバー間でのやりとり、学会本部や聖教新聞社などから公式に発信されたもの以外の情報や、人づての情報は、流さないようにしていきたい。
③そもそもネット上にあふれる情報には、真偽や是非の検証ができないものも多く、中には学会利用や学会破壊をたくらむ人物が、その本性を隠して、学会員の関心を引こうと発信しているケースも、まま見受けられます。「魔の働きは分断」と心して、団結固く、学会と広布の前進を守っていきたいと思います。
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<私の意見>
①について、
おっしゃるとおり。
そのような特性があります。取り返しがつかない、とは削除・訂正しきれない、ということでしょう(ブロックチェーン技術による不特定者の複数承認システムの根幹でもある”削除しきれない”)。
十分な注意とありますように、禁止ではなく創価学会全員へこのような特性を配慮ください、とおっしゃっている。
そもそも表現の自由が権利としてありますから、各自の権利である発信自体を禁止することはできないため、このような発言に留められておられる。
②について、
現在、使用用途が不明のSNSグループが散財している状況を憂慮されておられる。
SNSグループへ招待された後「このSNSグループってなんのためのものなの?」が明確にされていないのかもしれません。
また、明確であるがその目的が閲覧できない状況にあるのかもしれません。
LINEのように過去の履歴が閲覧不可のツールの場合、グループ参加時点のズレによる情報格差が起きてしまいます。
その場合ツールの選定(例、CHATWORK)必要になりますが(過去の履歴が閲覧できる)、現状で、そのような「日常生活上で使わないツールを浸透させる方がコストがかかる」という状況なのでしょう。
そして使用用途が連絡網なので、
「その人の収入になりえるような(マーケーティング)情報の配布を禁じる」ことに同意します。「学会活動を円滑に進めていくために、学会のSNSグループを使いたい」のであって、「学会活動に関連のない情報を読み捨てる」は煩雑になります。そして、そのSNSグループを見なくなってしまう。すると、連絡網が遮断されてしまう。
ですから、会長のおっしゃるように、私もそのように「情報を配信する際に)だれに向かって配信しているのか、(創価学会の連絡網という目的に沿った)内容なのか」に配慮してSNSグループ利用をしていきたいものです。
③について、
真偽の検証ができない、ということに関してはネットだけでなく、人づての情報も同様です。検証ができる/できないが焦点ではないと思います。
焦点は、(ネットだろうが、人づてだろうが)その情報が「誰が」「どんな責任を持って」発言しているのかに意識を向けることだとおもいます。
要は、自身が受け取った情報を精査すること。具体的に言いますと、自身の所属する地域の中心者から創価学会の正規のルート(原田会長につながっている創価学会の正規の役職の人)に確認をとるここと、です。
私の例をあげますと、
「仮にとある創価学会員から情報配信されて真偽が不明な時、その情報は「学会の公式の情報の連絡」なのか「あなた自身の個人的見解の発信」なのかを切り分けて、内容が私の行動(信心)に影響を及ぼすものかどうかを判断しています(重要度の切り分け)。そして、正規のルートに問い合わせを行っています。
また、このように原田会長の発言の背景には、
「今の創価学会の主要メンバのITリテラシの向上を」という隠された意思も感じます。本当は、もっとITを使って学会活動をしてほしい、でも今はその時期ではない、と。四悉檀の世界シツダンにあたる発言なのではないでしょうか。
※補足
私も仕事柄、情報リテラシの講義をすることがあります。
特にスマホを触ったことがないような段階の人に、まっさきに伝えることは、スマホやPCの「便利さより、それを取り巻く情報社会、そしてその情報社会の中での危険な行動」を説明します。
(例えて言いますと、親御さんが児童と料理を楽しむ時をイメージください。親御さんが児童に包丁をもたせる時に何を伝えているでしょうか?きっと包丁の危険性と扱い方ではないでしょうか、その包丁の切れ味よりも)。
以上