私の捉え方になりますが新人間革命の小説の構成は2つの流れがあります。
1つ目は、本線の流れで、山本伸一(主人公)自身の広布活動
2つ目は、枝線の流れで、(山本伸一自身の行動が縁となって発生した山本伸一ではない)サブ主役の短編小説(一話完結型の話)
新・人間革命を読み進めていくと、この2つの軸(本線と枝線)の流れの中を泳ぐことになります。
そして、普段考えないこと・気づかないことに触れ、現実を見る目(感性)を高めることができます。著者である池田先生は、世界の人をターゲットにした枝線の選別や表現にも心を砕かれていることが随所でわかります(日本人”だけ”向けの書籍ではない)。
他にも多くの宝が眠っている本だと思います。
そのため、私は何度も読んでいますが、その都度気づくことがあり、池田先生の思慮の深さや配慮の広さに驚かされます。
●新人間革命1巻の1章(旭日)を取り上げますと、
(A)本線
(一言でいうと、この1巻1章は)1960年に32歳の山本伸一が、世界広布の第一歩としてハワイ訪問を行った話が記載されています。
(B)枝線
①世界広布の展開に必要な準備(翻訳、連絡網など)って?
②日本とは異なる文化圏の人たちへ何を配慮する?
③(仏法の法理の一つである)随方毘尼(ずいほうびに)とは?
④ハワイ在住の日系人が受けた戦争の辛酸
⑤ヒロト・ヒラタさんの功徳体験(祈りとして叶わざるなし)
⑥海外で生活をする日本人の持つ悩みと伸一の激励(謗法と謗法でないことの境界って?)
といった内容が記載されています。
●今後、
私の読書感想を進めていきます(大学校でもチャレンジしたい内容です)
。
そして、「どの巻のどの章に、どんな内容が記載されていたっけ」と頭に残しておきたい(自在に取り出したい)ため、この2軸(本線と枝線)という視座で、後で取り出しやすいように整理していきます。人に奨めたい本ですから「何が書かれている本なの?」に対して明確に答えれるように準備しておく、という目的もあります。
以上