「ブラボーわが人生」という書籍が、第三文明社から出版されています。
私はたいてい本屋や聖教新聞で新たな本と縁するのですが、この本との縁は少し特殊でした。
●はじめに
私は新たな仕事のため上京しました。そして、仕事の成功をご祈念しようと信濃町にでかけました。そして(コロナ禍の前でしたので)信濃平和会館で勤行をあげました。
2Fである程度満足するまで勤行した後、1Fにあるフリースペースでお水を頂いていました。そして、偶然お水を飲んでいる時に、その壮年部の方も水を汲みにいらっしゃいました。せっかくなので雑談を楽しもう、と思い私は声をかけました。
●壮年部との交流
私「こんにちは、私はxxから来ました。あなたは地元の方でしょうか?」
壮年部「いえ、宮崎県からきました」
そこから少し色んな雑談になりました。その中で私は「何かオススメとされている本ありますか?」と。すると壮年部の方がかばんの中から「ブラボーわが人生」を出しました。
そして、48ページをお開きになり「死は衣替え」の箇所をお話になりました。
私は、このフレーズが気になりました。そして、どういう内容なのだろうか?と思いました。「この箇所(死は衣替え)がなぜ心に残っているのでしょうか」
すると、壮年部の方は自身の体験談をお話くださいました。
●壮年部の体験談
壮年部の人は、「私の母が他界したときのことですがね」と話を初められました。
そのお母さんは、自身(壮年部)とその弟さんのことを気にかけておられた。
しかし、その弟さんは信心が薄かった(していない)ようです。
そして母の通夜の時に、壮年部と弟さんは、母の顔を見ながら「題目を2人ではじめてあげた」と。
すると、他界しているはずの母の肌が、どんどん艶っぽくなっていった(若返っていったように見えた)。その姿を見て、壮年部と弟さんはびっくり。美しい相だったと。
死後硬直で固まっていた腕も、その硬直が解けてゆったりした姿になられた。
その変化を目の当たりにした、弟さんは、その後信心を始めたそうです。
母は死しても息子(弟さん)を折伏したのでしょうか。
それを、壮年部の方は熱を帯びながら目を輝かせながら。迫力のあるお姿でした。
私は素直にその話を信じました(ですからこの話が頭に残り、このような場で投稿ができています)。
私は、ブラボーわが人生のタイトルを見ると、この宮崎県の壮年部のことを思い出します。
信心のすごさ、題目のすごさを思い出させてくれます。
どこのどなたなのか、名前も交換していなかったですから。しかし、私にはその話が宝物の一つになっています。
ご縁、ありがとうございました!